おはようございます　店長MARUです。

 

先日、ＩＫＥＡ　イケアに行った時のことです。

そこのイケアは、

入口に割と広めのトイレがあるのに

商品の陳列経路に入ると、途中にあるトイレは

非常用なのか　数人しか入れないような狭いつくりなんです。

個室が一つある感じで、ちょうどコンビニのトイレのイメージです。

しかも、男女共用　だったかな。

 

その個室トイレの前で　

極限状態に追い込まれた男性を見ました。

中年くらいの男性です。最初は

様子がおかしい人がいるな？？

くらいに眺めていたのですが・・・。

 

壁に両手をついてジッと地面を見つめていたかと思うと

大きく深呼吸をしながら　天井を見つめて左右に行ったり来たり。

コントの大袈裟な演技を見ているかのようでした。

時計を見つめたり、意味もなく袖のボタンを止めなおしてみたり

真っ白な壁の　わずかな傷や汚れをみつけて気にしてみたり。

シュッ　シュッ　とプチシャドーボクシング紛いの動きをしてみたり。

とにかく　ずっと動いて気を紛らわせている。

もはら彼には　周囲の視線が見えなくなっているのでしょう。

最終的に

少し内股気味の姿勢を保ったまま

動きをピタリと止めて　

大きくほっぺたを膨らませ

繰り返し深呼吸をしていました。

限界がもうすぐソコの最終段階です。

しかし

ソコで　やっと　トイレのドアが空き

デューク更家さんのような内股ステップを踏みながら

スッと静かに入ったのでした。

トイレから出てきた女性は　ギョッとした顔で見ていましたが。

 

コレは

他人事ではありませんでした。

以前ここに来た時に、

同じ場所で僕も追い込まれた事があるからです。

もよおしたのだけれども、入口まで戻るのは面倒臭いし･･・

待ったはいいが　一定時間を過ぎると　入口まで戻る気力と精神力が無くなっている事に気付き

忍耐力を試す試練を選択してしまうのです。

 

極限状態の人を見て

余裕を持った事前準備　と　選択を迫られた時の決断力の大事さ　を

あらためて感じたのでした（笑）